おう！
「１００秒一本勝負！」だ！
今回は、FXコラムを書いていく。
お題は、
「FXは永遠に勝ち続けるもの」だ。
なんでこのお題なのか？
というと、
『勝負事は常に一か八かーー
なんて考えているうちはまだまだです！』
という広告を見たからだな。
（ぼやっとしているが、
だいたいこんな色合いの広告だった。）
非常に良いことを
言っていると思う。
「勝負事は常に一か八か、
そう考えているうちは、まだまだ。」
さらに言うならば、
「FXは、
勝負事ではなく、
投資。」
「で、
どちらかというと、
『勝負事』ではなく『狩り』に近い。」
『狩り』である。
『狩り』ってことは、
毎日毎日、
なんかしらの獲物を捕まえてきて、
食うわけだ。
食って、自らの血肉にする行為だ。
その『狩り』を、
『勝負事』にしてしまっていては、
「狩る」どころか、
自分が「狩られて」、エサにされてしまうぞ。
「勝たねば誰かの養分」
と、
どこぞの人も言っていたようだが、
それも合っている。
んで、
「勝負事は常に一か八か、
そう考えているうちはまだまだ」なんだよ。
「狩り」の域になっていないと、
「一か八か」から抜け出せず、
これは誰かの養分だぞ。
＝＝＝ ＝＝＝ ＝＝＝
ここで、
ちょっと話しは変わるかもしれないが、
とある「仮想ゲーム」の話しをしたい。
そのゲームとは、
＝＝＝ ＝＝＝ ＝＝＝
・「AかBか、の、二者択一を当てるゲームである。」
・「AかBか、確率はだいたい５０％ずつである。」
・「当たれば掛け金の３倍をもらえる。
外れたら掛け金は全額没収される。」
・「掛け金は任意に決めてよい。」
・「何回でも試行することができる。」
＝＝＝ ＝＝＝ ＝＝＝
はい。
こんな感じの「ゲーム」だ。
このゲームに
もし参加するのであれば、
一番やってはいけないことがある。
それは、
「期待値だけを考えるなら
参加した方がいいし、
掛け金は一度に全財産をかけるべき。」
と、
期待値とタイパだけを考えた行動をすることだ。
こんなもん、
「もし本当」なら、
全財産の1/100くらいを何度も何度も
適当にかけていけば、
「もし本当」なら、
資産は３倍どころか、それ以上になるに決まってる。
絶対やるべきだ。
が！
期待値とタイパだけを考えて、
他を考えない行動をしてしまうと、
まあ、ロクなことにならない。
どうせアレだろ？
そういう奴は、
２分の１で全財産が３倍になった後は、
もう一度同じことをするんだろ？
そういうやつは、
まあ、生き残れないだろう。
（最初の段階でそういう輩のうちの５０％が死滅して、
次の段階で
最初の段階では生き残った輩のうちの５０％が死滅する。
以下略。）
投資は狩りのようなもので、
「一か八か」じゃねーんだよ。
せっかく
「掛け金は任意」
「何回でも試行可能」とあるんだから、
少なくとも１０回連続で外れても
次の掛け金を変えなくて済むくらいの掛け金でやるのが正しい。
（一度の掛け金が大きすぎ、
かつ、
２分の１を１０連続以上で外した場合は
次以降の掛け金を少なくせざるを得なくなってしまうであろう。）
それなのに、
「期待値とタイパ だけ を見るなら最適解」
の、
「一度に全額ぶっ込み」をやってしまっては、
せっかく
「こんなのあり得ねえ」というくらいの
参加者有利のルールのゲームで、
全てを失う！
阿保ぅが！
身の程知らずが！
そう、
牙神幻十郎さんも言っている、はずだ。
余談だが、
昨日も盃を使って鬼ころしを呑んでいた。
土曜の夜は気兼ねなく呑めるので、
非常に気分がよい。
＝＝＝ ＝＝＝ ＝＝＝
で、
現実はそんな「仮想ゲーム」ではなく、
「FX」という「為替取引」であり、
＝＝＝ ＝＝＝ ＝＝＝
・「AかBか、の、二者択一を当てる ゲーム 投資である。」
・「AかBか、確率はだいたい５０％ずつである。」
・「当たれば値動きと掛け金に応じた利潤をもらえる。
外れたら値動きと掛け金に応じた損失となる。」
・「掛け金は任意に決めてよい。」
・「何回でも試行することができる。」
・スプレッドがあり、
これが参加費となる。
スプレッドは
FX会社の利益となり
これでFX会社は収入を得て、経営していけるわけだなあ。
＝＝＝ ＝＝＝ ＝＝＝
当然、
参加者超有利型の「仮想ゲーム」とは全然違い、
当たっても３倍、なんてことはない。
当たったときの利潤と
外れたときの損失の額は一緒、である。
さらには
「スプレッド」という参加費も払うことになる。
てきとう、でたらめ、ランダムに続けた場合は、
参加した回数分だけの「スプレッド」を
払うだけ、の結果が待っているだろう。
（運が偏差値５０くらいの良さの人間に限った話し。
運が偏差値５０を下回るような不運な人間では
結果はさらに悪くなる。）
～～～ ～～～ ～～～
ここまで書いてきて、
自分の書いたものを読むと、
「途中で出てきた『仮想ゲーム』なら
そりゃ何回でもやりたいけど、
FXは
どう考えても参加者不利で
やればやるほどスプレッドを払っておしまいになりそうだから、
FXはやりたくねぇなぁ。」
という感想しか出てこない。
そんなFXで、
どうやって「損益プラス」を目指すの？
という質問に対して、
おれは２つ（３つ）の答えしか出せない。
・１つ目
FX会社側になって、
利用者からスプレッドをいただいて収入とする。
・２つ目
デモトレードをやり続けて
損益プラスが出せるようになってから
FXをやれ！
（おれが常々言ってるやつ）
（・３つ目
FXのメリットを過大に前面に押し出し
デメリットを記載しない、
もしくは
記事の末尾に小さく
「投資は自己判断です。
うんちゃらかんちゃら」とだけ記載して、
FXのアフィリエイトをやり、
その「アフィリエイト収入を稼ぐ」という手法。）
３つ目がカッコ書きになっているのは、
「人を騙して欺き
人を不幸にする方法だから」だな。
「こういう方法がある」のを知ってるのに、
知らないフリして記載しないよりは、
読んだ人間の心を若干黒くしそうだが、
記載した方が誠実だと思ったので記載することにした。
これを読んで
不快な気持ちになった、というのであればすまんな。
昔
ドラえもんの「デビルカード」の話しをしたんだが、
あれは、
あれを書いた当時から、
この「３つの手法のうちの３番目」である、
というのをわかっていて、
「危険だ」というのをわかってほしかったから、
真っ先に「デビルカード」の話しから始めたんだなあ。
で、
FXの話しは、それから１年くらい後になった、という経緯がある。
～～～ ～～～ ～～～
なんか
文字数が多くなったので、
今回はここまで。
タイトルこそ、
けっこう景気の良さそうなことを書いているが、
結論としては、
「FXは
無策で挑むと
平運でもスプレッドを払っただけで終わりになるという
過酷な分野だぞ。」
「そんな過酷な分野で
利潤を出し続けられるようでないと
生き残れないぞ。」
という、
「FXは甘くない、厳しいものである。」
とまとめられるような話しであった。
これでもまだまだ、
FXの厳しさというのは言い足りない。
きっと次回のコラムも、
「FXの厳しさ」についてを書くことになると思う。
では！また次回！
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